富山県高岡市能町 坂野上満税理士事務所
平成7年まで務めていたプラスチック工場を辞めて私が税理士を目指した理由は2つありました。1つ目は「数字という一見無味乾燥なものに魂を込め、分かりやすくしたい」ということ。2つ目は「会社の中では直接売上につながることのない経理部門の仕事を合理化して事務負担を少なくするやり方を提案したい」ということでした。 当時は生産管理の仕事をしており、資材発注や製品の後加工、組み立て、発送手配などをやっていたため「仕事(=製品)に魂を込める」、「作業者の方々には難しい言葉で説明しても伝わりにくいから小学生でも分かるように」、「コスト削減のための作業合理化」といったモノづくりっぽい理由を挙げていたのだと思います。わずか3年半の工場勤務でしたが、そこで得たものは大変大きく、今でも私の仕事に対する姿勢の基本となっているのは間違いありません。この時の経験から、作業効率の良い事務所を作ることができたと思いますし、お客様の経理事務負担を大幅に軽減する方法を多数提案することができているのだと思います。 また、私は教科書のように与えられたものを鵜呑みにするのが嫌いで、「どういった趣旨で」、「何のために」、「これによってどうなるのか」、「じゃあ、このように書かれているけどやらなければならない必要最低線はここまでか・・・」といったことを常々考えてきました。会計や税務もきっちりと決められたワクの中でやらなければならないものではありますが、必要最低限のものだけを必要最低限の時間と労力を使って行うことにより間接部門のコストダウンを図ることができることは必至です。 作業現場の経験がある一風変わった経歴を持った税理士ですが、10数年前にこの道を目指し始めたときの志は今も変わることなく仕事に生かされています。 坂野上満 税理士事務所 |